ブックフェア
1994年Take out Art トマトケチャップに続き、今回はハチミツです。
2022.10-1.Sat.-11.20.Sun BOOK FAIR 開催
お知らせ
この度、2022年2月に出版した「HINTS FOR ART」を紹介する展覧会をhoka booksにて開催する運びとなりました。
この本は、アーティスト 野田凉美の1970年代から現代までの作品をまとめた作品集です。
本展では、来場していただくお客さまにより近くで作品に触れてもらいたい 想いがあり、p14掲載の「Take Out Art:Tomato Ketchup-1994年」のシリーズ作品として、「Take Out Art:ハチミツ」を展示公開することとなりました。観客参加型の作品ですので、ぜひ、ご参加いただければと思います。
場所:hoka books
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hoka books _ホームページ
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レトロラベル ワークショップ
七夕の日に、メリーゴーランド京都https://www.mgr-kyoto2007.com にてワークショップを開催しました。
60種類あまりの昔のラベルは、ザラザラの紙で少し色ズレしています。昭和の駄菓子屋で飴玉一つを選ぶように、一枚一枚選んで貼って、ラベル帳を作りました。「Fresh fruit」 や「カルピス水」には人工着色と印刷されているのはなぜ?「speciall 」 「コーヒ」など昔のラベルはツッコミどころがいっぱいです。
70年代大阪のオモチャ問屋街松屋町にあったラベル店で扱っていたものなので、京都では「エイセイボーロ」ですが「乳ボーロ」。大阪らしいですね。ボーロはポルトガル語bolo、スペイン語bolloの丸い菓子が語源で、和漢三才図絵に保宇留と記載があるそうです。大阪千鳥屋宗家の丸房露や丸太町かわみち屋の蕎麦ぼうろは、お祝いや手土産にいただくことが多かった馴染みの味ですが。個展中に来て下さった方から滋賀県長浜には堅ボーロというのがあると聞き、気になって、ボーロにはまってしまいそうです。
ワークショップは、ギャラリーギャラリーの川嶋さんからガリガリ君の差し入れがあったり、藍作家やギャラリストなどが入れ替わり立ち代わり訪れ賑やかな一日でした。
ご興味おありの方は、ぜひ次回ご参加くださいね。ボーロ情報もお待ちしています。
Every day is a special day May 10.2020 ~ May 9.2022
毎日がスペシャル 730日 一日のスペシャルを思い出しながら小片をかがる。
日常が一瞬で砕かれてしまう映像がニュースで流れ始めてからの1日一枚は、祈りの小片となった。
昭和について ギャラリーギャラリー
個展のお知らせ 6月25日〜7月7日 木曜休廊 ギャラリーギャラリー
輸入くだもの 子供の頃のおやつは、夏はブドウとスイカ、秋は蒸かし芋、冬はミカンとリンゴ、そして病気見舞いには、バナナとパイナップルの缶詰だった。今では季節を問わず世界中の食べ物がマーケットに並ぶようになったが、旬に勝るものはない。
昭和のにおい ベンヂン 衣替えの頃になると祖母はベンヂンをしみ込ませた布で冬物のコートの袖口や襟首の周りの汚れを拭き取っていた。父はハクキンカイロに使っていた。
昭和について ギャラリーギャラリー
個展のお知らせ 6月25日〜7月7日 木曜休廊 ギャラリーギャラリー
石炭の頃 私は、石炭から石油へとエネルギーが変換する時代に生きてきた。映画「にあんちゃん」、土門拳写真集「筑豊のこどもたち」、鉱山の事故やストライキのニュース、黒い羽募金など石炭についての記憶はわずかしかない。リサーチしたからといってそこへ近づけるわけでもないが、この快適な生活が成り立ってきた昭和のエネルギーについて知るべきだと思った。
有刺鉄線 動物を分離し占有し管理するために、人は安価で有効な柵を作り出した。やがてそれは戦争の武器となり、人を強制的に分離する囲いとしても使われてきた。今では、侵入を防いでいるのか囲われているのかさえ分からない見えない不安な柵がある。
黒丸ダイコンとみりん「美醂」



アートのジレンマ
世界がコロナ禍に入る前の2018年、授業で「マスク制作」を課題にした。私も一緒に制作してみた。できる限り地産地消、輸入果実を選ばないという私のマスクは、輸入羊毛とプラスチックで作られている。私が動けばそれだけでゴミが出る。
学生たちは、マスク依存症や口を覆うことで表情を隠したいなどコミュニケーションについての色々な問題を取り上げそれぞれ力作だった。